3・19 総がかかり行動
0 Comments | Posted by sakaki in 平和 |
と き:2017年3月19日(日)13:00~14:00
ところ:マツモトキヨシ前
概 要
よく晴れた日曜日の昼下がり、戦争廃止を訴える総がかり行動が行われました。連休の中日にも関わらず70人が集まりました。
8人がリレートークを行い、それぞれ立憲主義を守る立場から、共謀罪・安保法制・基地建設に反対を表明しました。
民医連の大坂さんは、「SEALDsの元メンバーらが、学生や子育て世代の人たちで結成した『未来のための公共』が国会前で初めての集会を開いた。自由に考え、話せる場にしたいとの思いで活動をはじめたそうだ。私は、不安や違和感を気軽に話そうという活動にとても共感する。思考停止から人間らしく考え合う本当の民主主義をつくっていきたい」と発言し多くの共感を呼びました。
また、日本共産党の垣内さんは、「奈義町の日本原演習場での米軍単独訓練が許可されようとしている。アメリカ軍の海外侵略に協力することに他ならず、地元住民の平和な暮らしに関わる重大な問題だ。そもそも、海兵隊と空母打撃群の基地を国内に置くことを認めている国は、世界に日本以外にどこにもない。安倍政権は全国各地で米軍の基地機能強化を狙っている。沖縄だけの問題ではない」と連帯して声を上げていくことを訴えました。
戦争をさせない1000人員会を代表してマイクをとった大石弁護士は、「安倍政権は共謀罪の成立を狙っている。共謀罪は犯罪行為を計画しただけで逮捕されるもので、国民の内心の自由を侵犯する。安倍首相はテロ対策のためには必要と答弁しているが、法案にはテロの文言は一切なかった。その後、修正されるがテロと言えるようなものはほとんど含まれていないのが実態だ。結局、権力者の恣意的判断によって、市民活動までもが弾圧される危険性がある。市民の連帯で廃案に追い込もう」と呼びかけました。
自民党政権は3月21日、共謀罪を閣議決定しました。共謀罪が過去3回廃案となった経緯を踏まえ、謀議だけでは犯罪にならないようにするなど要件を厳格化し、対象犯罪を277に絞り込んだとしますが、根本にある危険性は何ら変わっていません。適用対象を定めた条文は修正され、「テロリズム集団」が加えられましたが、何がテロ集団にあたるかの定義はありません。監視や密告の横行という、戦時下のような息苦しい社会が再び訪れようとしています。